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パリの聖ディオニジオ司教と同志殉教者         記念日 10月 9日


 フランスの保護の聖人の一人聖ディオニジオはイタリア人で、250年頃6人の宣教師と共にパリへ派遣された。その中には大胆なエレウテリオとルスティコが居た。宣教師達の非常な努力によって多数の市民が改宗した。これを見たローマ総督フェスチェンニヌスは3人を捕らえて牢獄に入れた。彼等は長い間牢獄の中で乏しい生活に苦しめられたが、275年頃、首を斬られ、その遺体はセーヌ川の中に投げ込まれた。
 モンマルトルの「殉教の丘」は3人の殉教した場所を示している。
 彼等を記念して建てられたサン・ドニの修道院の教会堂は、575年聖ジェネヴィエーヴによって再建され。この聖人たちを記念するため小修道院を付設した。ダゴベルト1世王はこの教会を改築して、自分の墓をそこに置くように計画した。750年にサン・ドニのフルラド修道院長は教会の再築を決定し、25年後、その祝別式にカール大帝が列席した。しかし、1122年に有名なスジェールが修道院長になった時、大きな修道院の教会堂が建てられ、その建物は今日まで残っている。